夏めろ(リンク先18禁)
私には崇拝するロリ絵師が何人かいます。
その中でも特に好きなのが「シンフォニック=レイン」「羊の方舟」(両工画堂スタジオ)で原画をやっていらっしゃるしろさん。
あの儚げな感じが自分にはクリーンヒット。
そのしろさんが初のエロゲーの原画を担当されたのがこの「夏めろ」。
<ストーリー>
――忘れないで。 空がこんなに綺麗だったこと。
学園最後の夏休みも間近に迫った、7月の最初の日。
雨上がりの午後、海沿いの小さな町の坂の上に建つ高村家へと俺は向かっていた。
これから約9ヶ月間、母方の親戚である高村家の居候になるためだ。
――事の発端は、父の仕事だった。普通なら父の単身赴任でも良かったのかもしれない。
だけど俺もそろそろ親元を離れて暮らしても良い年齢で。一方で妹のつぐみは、学校でちょっとしたトラブルがあったりして。
紆余曲折というほどややこしい話ではなく、気が付くと家族は俺を残して海外へと旅立っていった。
高村家に着いた俺を、高村の叔母さんは暖かく迎えてくれた。だけど――。
「一緒に住むなんて、私は認めた覚えはないから!」 従妹の橘花は、俺に冷たく背を向けた。
その翌日、運命の悪戯か神の悪意か、橘花の着替えを目撃してしまい、俺たちの関係はますます最悪に……。
そんなこんなで始まった、ちょっとだけ新しい生活。そして、待ち受ける学園生活最後の夏。
単身帰国した妹のつぐみ、クラスメイトたちも巻き込んで、今まで以上に賑やかな毎日が幕を開ける――。
この情報を初めて見た時(エロゲ屋でちらしを貰った)、
個人的にはすっごい複雑な気分。
だってしろさんの絵にエロは絶対似合わないもん。
ただ物凄い見てみたい気もしてくる。
と言うわけで「原画:しろ」と言う情報のみで購入(俗に言う絵買い)。
しかしここに伏兵が。
その名は「シナリオライター:木之本みけ」。
なんでもこのライター、物凄い変態だとか。
前作のシスターコントラストの時も
セクハラがまるで挨拶のように交わされていたとかいないとか。
ドキドキしつつもプレイ開始。
そしてすぐその意味が分かる。
私ADVをやるとき、メッセージ表示速度をMAXにしてから開始するんですが、
そのとき「H−custom」の項目に
主人公を仮性包茎にする
YES(強く推奨)/No
見た瞬間そりゃ吹きましたよw
とりあえず強く推奨してくれてるんでそのままにして進めていくんですが、
実妹が
「おにいちゃん、ただいマ●コ〜♪」
とか普通に言い、
主人公が
「どれだけさわやかにセクハラするか?これこそが男の甲斐性というものだろう(たぶん違うけど)」
と言い放ち、
選択肢が現われてもセクハラ発言ばかりで、
どれが正解か分からない。
一番酷かったのが八百屋の親父の「おつり880万円〜!」の寒いギャグで凍りついた場を和ませる選択肢
・あと橘花が夜使う用のキュウリもください
・あと俺が夜使う用のコンニャクもください
・やった!880万円だ!エロゲ1000本買える!
ホントどれを選べと。
あとヒロインが揃いも揃って変態。
まともな性癖を持ってる方は皆無です。
以下各キャラの解説
・高村橘花
学園のアイドル(もどき)。主人公の従妹。
4歳年下の主人公妹や2つ年下の後輩を抜く一番の貧乳キャラ。
性癖及び主なシチュとしてはM、匂いフェチ、おねしょ。
「可愛い」とか「綺麗」とか「好き」とか言う言葉で簡単に流されます。
個人的には
主人公のいない間に主人公のベッドで枕や布団の匂いで自慰
↓
自己嫌悪で飲酒
↓
翌日おねしょ。主人公にばれたショックで幼児退行
の流れは神。
・深町つぐみ
超内弁慶な妹。主人公の実の妹。
性癖及び主なシチュはS、お風呂、足コキ、パンツコキ、放尿(主人公が飲尿)。
「いけないお兄ちゃん…Hでいけないお兄ちゃん…」とか言いながら攻めてきます。
逆!逆!
あとつぐみ様と言わせるとか、
女王様っぷりが凄いです。
自分はMじゃなくてSなんでちょっと…(各地で調教された方も多いですが)
・中里美夏
悪友ロックギャル。主人公のクラスメイト。
…あ。まだこいつクリアしてない。
ええと…性癖としては5人中一番のMらしいです。
・兵藤蘭
よわよわ委員長。主人公のクラスメイト。
性癖及びシチュはS、野外、手コキ、足コキ。
この人…怖いです。
コンプレックスの塊で、主人公を性的にいじめたあと、主人公が切れたんですが、
その後ごめんねメールの絨毯爆撃。
仲直りして付き合いだした後も、
「男の子なんて…エッチなことばっかり考えてるくせに…ムカつく…」
「深町くんには…恋人より…奴隷のほうが…お似合いだよ…」
「(足で主人公のち●こをしごきながら)最高の気分…」
「悪い子…!悪い子…!」
「これからは…深町くんの射精は…私が管理するから…」
と女王様っぷりが加速。
精神的に不安定です。
あとお望みの愛情表現が
「いきなり抱き付いて『やらせて…やらせて…』」
だったり、
公園を公共のHスポットと言い切ったり
(曰く主人公の住んでいる市の少子化対策で公園の整備が挙げられているから)
全ヒロイン中一番の変態かと思われます。
・水上秋
体育会系文学少女。主人公の後輩。
個人的にこの子が一番好きです。
可愛い。めっちゃ可愛い。
妹にも恋人にも嫁にもしたい。
只今自分の携帯の待受は秋ちゃんの愛くるしい笑顔です。
性癖はM、かけられ好き、野外放尿。
付き合い始めた当初、主人公が秋の家近くのコンビニに行った時、秋に会いたくなったと言うと
「最初から会いたくなってくださいよ〜」
など、中々可愛らしい発言も多いのですが、
初H後は変態道まっしぐら。
「女の子の服は脱がすためにあるんですよ?」
に始まり、主人公と長距離走勝負をして陸上部を続けるかの止めるかの勝負前に主人公が冗談で言った
「もし俺が勝ったら毎日フ●ラさせて、顔にかけて…」
「ふふっ…男に尽くす悦びを、たっぷり教え込んでやる…」のセリフに
「あ…。それいいかも…(ぞくぞくっ)」
純真な秋ちゃんを返してくれっ!!
また、この秋ちゃん以外、
付き合い始める前に初Hを迎えるっていうのもこのゲームをよく表しているかと。
と言うわけでしろさんの絵でここまでエロくなるとは予想外。
ちなみに全ルート共通ルートを過ぎると中身がスカスカになります。
見所としては、エロシーンとキャラの変態発言くらいしかないです。
ただ、
・主人公が内省する(ほとんどの場合反省、若しくは内省する主人公はいないです)
・決して明るい未来が待っているハッピーエンドではない(ハッピーエンドはハッピーエンドだけど、先の事なんかわからないけど今は幸せって感じの終わり方)
とおもしろい部分も。
あとこのキャラたちを散々変態扱いしてますが、
動物的な愛し方をする一風変わった純愛ストーリーと言う見方もできます。
こういった変態チックなゲームって大抵グロやらなんやら、一般人が受け入れづらい要素がどうしても入ってきてしまうんですが、
それがヒロインがSかMかと言うところ以外あまり感じられない(つぐみルートは実妹との禁断の愛なので多少の鬱は入ってますが)。
そういった意味ではみけって人はすごいなと思う。