ブーイング…ロッテ・西岡を一部ファンが批判

一時期「ロッテの応援は12球団1」等の評価を受け、
03年には毎日スポーツ人賞文化賞、05年には千葉市から特別感謝状も貰っているマリーンズサポーター。
その代表格であるMarines Victory Productions、通称MVPが酷い事になってます。
事の発端は千葉ロッテのお家騒動。
今年のシーズン開始前から、09年でボビー=バレンタイン監督との契約を打ち切る事を発表したのだ。
その理由が「経営上の理由で」
バレンタイン監督体制は年約8億円を要するとも言われ(もちろん12球団で1番高額)、
巨人や阪神の様にガッポガッポ稼いでいる球団でも無いので限界なんでしょう。
しかしそれで収まらなかったのが、ロッテファン、特にMVPと呼ばれる集団。
4月27日には社長ミーティングの議事録とされる怪文書が各報道機関に流され、その中で
「オーナーサイドからはロッテのイメージが悪くなるならフランチャイズを替えたらどうかとの話もある」
「千葉のくだらないファンなら変えようか」
「バレンタインをどこで帰すか考える」

等の発言があり、事態は泥沼化。
球場にはフロントへの抗議だけでなく、誹謗中傷をするプラカードやフラッグが登場しました。
そんな中戦い続けてきた千葉ロッテなんですが、先週26日の試合。
ヒーローインタビューで西岡剛が、
お立ち台から降りて、カメラではなく、ライトスタンドの方を見て、
一部の中傷フラッグ(「死刑」等と書かれたフラッグの事)を下げるようお願いしたのです。

そして翌27日の試合で、その集団が突きつけた答えは。
西岡剛の正直しんどい」
「二日酔いで試合をさぼり、夢を語るスピードスター」
「祝110本安打(笑)」

等の西岡を中傷するフラッグと西岡に対する応援拒否。
自分たちの行為を咎められたら、本来守るべきものだったはずの選手へと、矛先を向けたのです。
この行動に、今まで西岡と同じ思いを抱いていたファンの我慢の限界が来たのか、
球場全体が揺れるほどの剛コールが自然発生。
すると今度は、ロッテの応援団がラッパと太鼓をかき鳴らして剛コールを妨害。
凡退時には本来相手側に対して鳴らすアウトコールまで吹く始末。
この状況を見かねた本来敵であるオリックス側の応援団が、中々揃わなかった剛コールの音頭を太鼓で取ると言う
本当に異様な光景が出来上がる。
9回裏終了時には、球場のロッテファンが、ロッテ応援団に対して帰れコール。
結局試合は延長12回引き分けで終わりましたが、かなり遺恨の残る試合となりました。
それで調べてみたところ、このMVPと言う集団、05年にロッテが日本一になった辺りから、
かなり増長して、
06年には公式HPでねずみ講まがいの商売を始め(批判ですぐに辞めたが)、
07年プレーオフ時には、一般人も大勢居る敵地札幌ドーム周辺を大騒ぎしながら練り歩くなど、
かなりの迷惑集団と化してしまったようです。

個人的にはフロントも悪いと言えば悪いんですが、
こんな行為を繰り返すMVP側にも決して正義はないと思います。
何にしても、明日からの西武戦がどうなるか・・・。
2ch情報だと、最悪の事態を想定して(西岡に賛同する選手が多かったので)、西武応援団がロッテの主要選手のテーマ曲の練習をしてるらしいですが果たして・・・。

一応事件の顛末をまとめた動画なんかを。
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27日の試合、西岡の第一打席、今まで騒いでいた声が一度ピタッと止んでいます。
おまけにセフティバントにブーイング。
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最終打席。ライトスタンドの一部を除いて全員で剛コール。
投手の金子、すっごい投げ辛そうなのは可哀想だったかな?

長いですが、9回裏終了時に起こった帰れコール。