バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]

バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]

1月から始まったアニメ放送しているライトノベル
2巻までもってはいたんですがこれを機に読んでみる事に。
内容としては、学習意欲向上のため「試験召喚戦争」を導入している文月学園、その中でも最も出来の悪いFクラスを中心に描いた学園ラブコメ
ちなみにこの「試験召喚戦争」と言うものは
・クラス対抗戦。
召喚獣は自分をデフォルメしたようなキャラ。基本的に物体に触れる事はできないが、観察処分者(様はあまりに馬鹿すぎる問題児)は罰の肉体労働に使用する為に特例として、物体に触れる事が可能。
・強さは一番最近受けた試験の点数によって変わる(試験方法が制限時間内にどれだけ問題が解けるかなので、上限は無い)。多少の差なら戦略しだいで下位のものが勝利する事は可能。また一定の点数を取った人は特殊能力が備わる。
・点数は強さだけでなく、HPの役割もしている。例えば200点の者と100点の者が戦えば、(戦闘が単純に行けば)200点の者が勝利するが、点数は100点に落ちる。なお、補給(様はテスト)を受けて回復も出来る。0点になったものは戦死者として、戦争終了まで補習を受けることになる。
・教師の承認によってバトル開始。その際に召喚獣の強さに採用される点数は、その承認を出した教師の担当科目の点数(学年主任の場合は総合科目)。
・相手クラスの代表を討ち取ると勝利。下位クラスが勝利した場合は教室の設備を相手クラスと入れ替える事が可能。上位クラスが勝てば相手クラスの設備が1ランク下がる。ちなみに最高のAクラスは電子黒板、生徒個人には個人用冷蔵庫(食料・お菓子入り。補充も学校側がしてくれる)、個人用エアコン、ノートパソコン、リクライニングシート、システムデスクの特権的な設備、最低のFクラスはチョークすらまともにない古びた黒板に、綿の入ってない座布団、腐った畳、隙間風の入る教室、卓袱台(壊れた場合自力で修理)とこちらもある意味特別な設備になっている。

と言ったルールのもと行われる。
この作品の特徴としては、基本的に変人、あるいは馬鹿しかいない事でしょうか。
同性愛ネタ多数(秀吉という男の娘に始まり、レズやホモが色々と)、
吹き荒れる暴力と犯罪の嵐(「関節が云々」がかなり多い)。
なんと言うか冷静になって読むと、色々洒落になってない感じ。
終始ハイテンションなコメディなので、そんな間は無いと思いますが。
「こまけぇ事はいいんだよ!」な方にはオススメです。
と言うか、変にエロい事ばかりやるラブコメライノベが増えてる昨今、珍しい位に「ああ中高生向けだなぁ」と思えるライノベでした(キスも中々しないし、水着程度で鼻血出しまくるし、結婚迫るキャラが居ますが、それも既成事実とか言って裸で迫るとか寝込みを襲うのもキス狙いとかだし)。
まぁこれも裸がそれなりに出てくるのでエロいっちゃエロいですが。