劇場版マクロスF 虚空歌姫−イツワリノウタヒメ− 

セカンドランで近くの映画館(とはいっても豊橋)で最近公開になったので、一昨日行きました。
パンフが売り切れになってて残念だった…。
前情報で、色々変わってるとは聞いていたけど、ナナセクビになってたんだね。
代わりにクランが美星学園生徒になってる模様(TV版では大学生)。
とは言ってもクランの出番はほとんど無かったけど。
全体的な感想としては、シェリルのヒロイン化が顕著だったかな?
最初のヴァジュラとの戦闘で、アルトと一緒に逃げたのがシェリルに変更、
VF−25に乗ったのもシェリルを助ける為だったし、ランカも直接助けたとは言い難い(どっちかと言うと、オズマが助けて、ピンチになったところに割って入った)。
ランカの背中を押したり、ランカに慰められたり、シェリルにスパイ容疑が掛かった時期に、ランカがシェリルに襲われてると勘違いした時にランカを助けたりはしてたけど、
なんか前からの知り合いって割りには(それ故にかもしれないが)ランカを気にかけなさ過ぎる。
ランカも「下積み時代をあまり描けなかった」として、色々なCMをやってるランカを描いたのは○なんですが、
ダイジェスト気味とはいえ弱小事務所の割に、デビュー直後から妙に仕事多い点が気になったり(番組をシェリル特番に差し替えられる事も無し、アルト側も訓練がある、シェリルとのキスを見られて気まずかったとは言え、デビュー直後からあまりランカに会えないくらいになってる点等)。
話の流れとしてはTV版の方が好きかな?
演出としては、シェリルのライブシーン、戦闘シーンは圧巻の一言。
特に終盤のヴァジュラとの戦闘は、建前上皆を勇気付けるため、本音はヴァジュラのおとりとして歌っている二人(ちなみにシェリルは最初から、ランカはフォールド波云々は抜きで途中から、自分の歌がヴァジュラを惹きつけている事を理解している。)のステージの周りで戦っているシーンはメッチャカッコいい。

      シェリル  ランカ
VF−27            VF−25(アルト)
      VF−25S(オズマ)

こんな感じの位置関係(ちなみにブレラはアルトを襲うことも無く、普通に増援として登場した為、アルトとの衝突も無かったです)。
これを劇場のスクリーンで見れただけでも、価値はあったなぁと思います(ラストの戦闘はTV版の第7話ファースト・アタックにあたる部分なのでインフィニティが流れなかったのが残念ですが)。
第2部のサヨナラノツバサも楽しみだ。
予告で何故か旧型バルキリー(見た感じVF−1系統。色的には複座式のVT−1って感じだけど、ブースター部分が角ばってたので個人的にはVF−1系のスーパーパック装備に見えた)が登場しましたが、
多分予告詐欺だろうな…。
今回も「歌で銀河が救えるわけ無いじゃない!」が近いニュアンスのものすら本編じゃ一回も出なかったし。