メジャーで期待通りの活躍をしたのはイチローと松井秀喜だけ?

今週発売の週刊ベースボールの連載「記録の手帳」にて
『メジャーではなぜこんなにも評価が低いのか?「日本人野手」受難の時代』
と言う特集が組まれた。その中の一文にこんな事が書いてある。
「結論から言ってしまえば、日本人野手が期待を裏切っているからである。
これまで11人の日本人野手がメジャーに挑戦しているが、期待通りの成績を残したのは何人いるだろう。
日本人初の野手として01年にメジャー入りしたイチローと03年にヤンキース入りした松井秀喜の2人ではないか。」

これを見た時、え?と思った。
イチローは兎も角、松井は違うだろうと。
この記事を書いている千葉功氏が松井の評価点として上げているのは、
・2年目の打率.298、31本塁打(チーム3位の本塁打
・3年目の打率.305、23本塁打イチロー以外では唯一の3割)

の2点のみ。
確かにこの二つの成績は評価に値するが、
そのの後4年5200万ドルの契約を結んだ後は、怪我でDH専門になり、成績もあまりパッとしない。
〜9年→10年→11年→12年と4年で4球団を渡り歩く羽目にもなった。
30本塁打以上打ったシーズンは2年目の一度のみ、通算では100試合以上出れなかったシーズンを除いても年平均22本、含めれば20も打ってない。
こんな松井の姿が期待通りなのか?
間違いなくイチローの次に成功した日本人野手ではあるが、期待通りの活躍が出来ているか?と言われると、疑問符が付く。

個人的に松井の様な評価(最初の契約の範囲)が採用されるなら、新庄も上げていいと思う。
少なくとも一年目は年俸2200万円の契約と評価は今年マイナー契約した川崎の次に低い。
しかし最初は控えだったが、主に守備と勝負強い打撃で貢献して、4番にも座り、
シーズン終了後には日本時代も無かった年俸一億円突破。
間違いなく前評判をいい意味で裏切る、期待以上の成績を残したはずだ。