角川書店に続き、集英社・小学館・講談社も東京アニメフェアをボイコットへ

今都と出版社の攻防が熱い東京都青少年健全育成条例問題。
内容としては
「アニメ、漫画、ゲームでの犯罪行為の描写は禁止!あ。実写と小説は俺(都知事)の作品もやばくなるから別ね(笑)」
と言う、
「それもうほとんど何も描けなくね?」
な内容です。
(例:コナン等の推理物、刑事物は勿論モロアウト(犯罪行為全般を描写できないんだからの解決するべき事件を描けない)、
 ドラゴンボール等の「戦うヒーロー系」は傷害、殺人のオンパレードだからアウト、
 しんちゃんは公然猥褻だし、どらえもんも傷害行為が頻繁に描かれている。
 これの元々のターゲットだった18歳未満の性的描写は18歳未満への性的行為自体が犯罪な為アウト(ラッキースケベ的なものも回数多けりゃ普通にセクハラで訴えられるしね)、
 それだけでなく、成年でも強姦、近親相姦系は軒並みアウト)

ただ、最近思うのは
「そろそろ出版社、アニメ製作会社、オタクの自業自得の域に入ってきてね?」
と言う事。
長い事この問題に触れてきてはいるのですが、ここ数年、表現の自由を盾に暴走していると思うんですよ。
そう思えるのは「ゾーニング」の問題。
簡単に言えば「そう言ったえっちぃ奴はしっかり隔離しておこう」と言うものです。
数年前はオタクたちの間でも、そんな意見が散見されていたのですが、今じゃほとんど見ない上
「現状でも中学生とかでもエロ本読んでるんだし、良いじゃねぇか!寧ろもっとやれ!」
と言う居直っているような意見を多く見られます。
確かにそういったものに18歳になるまで触れない、と言った人間は珍しい部類だと思いますが、それは違うでしょう。
エロという物は人を不快にさせる事もあるし、公然と言うのははばかれるものです。
そんなものが何の制約もなしに氾濫している世界が良いとはとても思えません。
そして実際、数年前に比べて、過激な表現をしている一般向け漫画が増え、ゾーニングの問題が悪化しているように感じられます。
具体的には「みかにハラスメント」が流行った辺りからでしょうか。
あの辺からいちごREDが創刊した事も含め、あからさまなエロい一般作品が増えた感じがします。
アニメも同様です。
地上派では修正が入るほどの作品が増えた上、そういった作品はソフト化する際、特に年齢制限を設けないまま規制が外されます。
実写でも過激なものはありますが、正直モロ出し、モロ描写してる作品はそうありません。
そりゃ自浄作用がないと思われても仕方ないよねー。
ハピマテ電車男の辺りからでしょうか。
オタクも市民権を得たと思って、無駄に自己主張しだした(痛車、痛絵馬、オタ芸等)のも一つの要因かと。
好きなもんは好きで良いから、不快に思う人が居る以上、もっと自重するべきだと思うんだけどね。
また宮崎事件の時の様に「オタク=非人」みたいな扱いをまた受けたいなら別ですが。