バカとテストと召喚獣7.5巻

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣7.5 (ファミ通文庫)

今回は公式が病気な表紙の短編集です。
え?どの辺がだって?
この表紙の一番目立つ女の子…実は主人公(男)なんだぜ?
全く。いくら男キャラのほとんどが女装経験者かホモかの二択だと言ってもやりすぎです。
今回も「脱衣トランプ(但し脱ぐのは男だけ)」話がありますし。
以下各話のレビュー
・『僕とダウトと男の尊厳』
前述の脱衣トランプ話。
酔ったヒロイン達がどんどん主人公とその悪友を脱がして行きます。
正統派純情ヒロイン・姫路瑞希
『私は、自分が最後の一枚になってもこのゲームを途中で終わらせる気はありませんから』
という男らしい台詞が、強烈に印象に残りました。
作者があとがきで語ってましたが、どうして瑞希はこっちの方向へ突っ走ってしまったんでしょう?
今現在、ある意味一番の変態キャラかと思われます。

・『僕とホンネと召喚獣
ドタバタコメディ話。
召喚獣の調整で、半自動化のテストをする事になったいつものメンバー。
しかしそれは、勝手に自分の本音を喋ってしまう召喚獣で……って話。
個人的にこの作品では美波が好きなんですが、彼女の召喚獣の『やーっ』に萌える。

・『僕と福引きと闇の鍋』
必殺料理人(そのままの意味)瑞希の話。
知らない方に解説すると、6.5巻に瑞希の料理レシピがあるんですが、
肉じゃがを作る過程で『王水(通常酸では溶けない金やプラチナをも溶かす最強の酸)』が出来る、
「弁当作りで中和に失敗してお弁当箱が溶けちゃった」とか言い出す凄まじい腕前。

一応女子には食べさせられないという事で、男子が全部食べているため、瑞希の料理の腕前を知るのは男子だけですが。
そんな瑞希の起こす阿鼻叫喚の物語です。

・『ウチと日本と知らない言葉』
短編集恒例となってきた過去話。
今回は美波がドイツから日本に来たばかりの頃の話。
帰国子女で、関西弁等の方言も使わない美波の一人称が何故「ウチ」なのか?
主人公に惚れたきっかけはなんなのか?
そんな疑問が晴れるお話です。
ちょっとうるっときました。

・あとがき
作者の井上堅二さんは美少女なんですが(確定)
そんな美少女・井上堅二子さんのドジッ娘エピソードが今回も入ってます。