バレンタイン企画2010〜甘物語〜

と言うわけで今年のバレンタイン企画です。
今年も二人の二次元の女性に貰います。
まぁタイトルでどのキャラからもらうかバレてる気がしますが。
まぁそう言う訳で今年は化物語風に進めたいと思います。
またネタ的に偽物語までのネタバレがあるので注意。
立ち位置的に私=阿良々木になってます。
それでは一人目。



































八九寺「おや。ゆぅぎさん」
ゆぅき「人を千年パズルを持って闇のゲームを仕掛けてくる高校生みたいに言うな。俺の名前はゆぅきだ」
八九寺「失礼。噛みました」
ゆぅき「違う。わざとだ」
八九寺「かみまみた」
ゆぅき「わざとじゃない!?」
八九寺「カムサハムニダ
ゆぅき「韓国語!?」
国語だけでなく、韓国語も達者の様だ。
どんな小学生だ。
八九寺「ところでゆぅきさん。今日はバレンタインデーですよ?」
ゆぅき「ああ。なんだ?体にチョコを塗って『私がプレゼントです』をしてくれるのか?
    喜んでその体を嘗め回すが
八九寺「いい加減その犯罪チックな性格をどうにかしてください。ちゃんと普通のチョコを渡しますよ」
ゆぅき「なるほど」
八九寺「ちなみにこれが初チョコです」
ゆぅき「なんと」
八九寺「しかしチョコというのは高いですね。小学生のお小遣いではちゃんとしたものが手に入りませんでした」
というかお小遣いがあるのか。
お前確か幽霊だったはずだろ?
八九寺「と言うわけでどうぞ」


ゆぅき「これはチェコだ!」
お前はチェコを買おうとしたのか!?
そんなもん誰も買えねぇよ!
日本の女の子が男の子に告白する為にこぞってチェコを買うとか、どんだけぶっとんだ光景だ。
ゆぅき「しかもこれ、図書館の本じゃねぇか」
八九寺「まぁぶっちゃけお金ないですし」
それは言うな。
相変わらずメタなことをいう奴だ。
八九寺「何やらご不満そうな顔ですね」
ゆぅき「そりゃ図書館の本をプレゼントされて嬉しがる男子は居ないだろ」
八九寺「ちなみに3月2日までに図書館に返してくださいね」
プレゼントですらない。
まぁ借りパクは犯罪だしな。
それを言ったら又貸しもアウトだが。
八九寺「ご不満でしたら、原材料の方も用意したんですが、そちらの方がよろしかったですか?
    こちらはちゃんと買ってきたものですよ?」
ゆぅき「何かオチが丸見えなんだが、買って来たものならそっちの方がいいな」
八九寺「ではどうぞ」



ゆぅき「これはマカオ!」
なんだ?
これで買えと言うのか?
マカオでカカオを買えというのか?
まぁどう考えてもこのコイン一枚じゃ買えないだろうが。
裏に『1982』とかいてあるから、返還前の通貨だろうか?
八九寺「では私はこれで失礼します」




























ゆぅき「ふぅ。ろくなものくれなかったな」
ちなみにチェコチェコビールとかを考えていたけど、酒屋に売ってなくて苦肉の策だったりする。
撫子「ゆぅきお兄ちゃん」
ゆぅき「出たな。腹黒ロリ少女」
撫子「?何を言ってるの?ゆぅきお兄ちゃん」
まぁここは天下の往来だ。何も無いと思うが。
撫子「ゆぅきお兄ちゃんは、チョコは好き?」
ゆぅき「ああ。大好きだ」
撫子「良かった。実は今日はチョコを持ってきたんだよ?」
ゆぅき「ただしウィスキーボンボンとかは勘弁な」
俺は酒には弱いのだ。
撫子「大丈夫。ウィスキーなんて入ってないよ?」
じゃあ何が入っているのだろうか?
この子の場合、普通に睡眠薬とか媚薬とか仕込みそうだからなぁ。
撫子「ちょっと失敗しちゃって、手作りじゃないんだけど…」
それなら何か入ってる心配はないか。
ゆぅき「それなら喜んで受け取ろう」
撫子「何か気になる発言だけど…はい、どうぞ」


ゆぅき「芋焼酎ボンボン!?」
確かにウィスキーじゃないけど!!
なんと言うセンスだ…。
と言うかこれがバレンタインコーナーに置いてあった時は驚愕した。
撫子「じゃあ、お兄ちゃん…撫子の部屋でこれ食べよう?」
ゆぅき「ちょっと待て。何故部屋で食べようと言っているのに芋焼酎ボンボンを口に咥えてこちらに来る?
    や…止め…アッ―――――――――!!


‐バレンタイン企画〜甘物語〜 了‐