うそつきパラドクス

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

うそつきパラドクス 2 (ジェッツコミックス)

うそつきパラドクス 2 (ジェッツコミックス)

現在ヤングアニマルで連載しているラブストーリー。
一巻発売時に既に買ってたけど、北海道の親友に「鬱になるぞ!」と薦めたくらいでここで紹介していなかったので、
二巻発売にあわせて紹介。
ジャンルとしては浮気モノ。
主人公の八日堂、その同僚で名古屋の恋人(通称名古屋)と遠距離恋愛をしている同僚の栖祐(せいゆう)。
八日堂は栖祐の事を好きになり、残業中の会話をきっかけに栖祐の”恋人の代用”となる。
会社の仲間にはソレを隠しながら(栖祐の恋人の事は同僚の間では有名)、恋人ごっこを続ける二人。
この関係は”嘘”の関係だからと、お互い自分に言い聞かせながら…。
まぁ何と言うか。
非モテ「好きな子が恋人持ちでした〜」なんて経験がある私としては、この八日堂の気持ちが超分かるわけです。
八日堂としては幸せな恋人ごっこ。でもそれは所詮は”ごっこ”なわけで。現実に戻ったときの
「とにかく今は こうして楽しくすごせればいい 『名古屋なんか行くのやめなよ』 そんなつまらない言葉は 飲み込めるのが 大人だ そうだろ?」
とか、栖祐が赤くなったりしたのを見て、
「もしかしたら 栖祐さんも 俺を… だんだん 夢を見始めている自分が 少し怖くなった」
とか、同僚の女の子とラーメンを食べに行ったことを妬いてくれたのに、「好きです」と言えば凄くつらそうな顔をするのを見て、
「あなたが差し出すなら どんなに辛いものでも 笑って食べてみせるよ」
とか、風邪をひいたのを隠していたのに、それに気づいてくれて、しかも名古屋に会いに行く約束を破ってまで看病をしてくれる姿を見て、
「なんでだろう うれしいのに 知らなかった うれしいのに 泣きそうになるなんて」
とか、そんな台詞見る度に「あああああああああああああああああああっ!」ってなる。
まぁ、そんな経験は皆無ですがね!
今のとこ名古屋の浮気疑惑も出てきて、面白くなってきました。
とりあえず、作者のきづきあきら+サトウナンキの漫画はバッドエンドがやたらと多いのでこの漫画も多分
1.結局栖祐に捨てられる。しかも、栖祐が名古屋の浮気を容認する形で。
2.結局栖祐に捨てられる。しかも、栖祐が八日堂の恋人より名古屋の愛人の地位を選ぶ形で。
3.栖祐と結ばれるも、お互いにぎこちない日々を過ごしていく事になる。
4.栖祐と共依存な関係に。

みたいな終わりになる気が。