08年東北楽天ゴールデンイーグルス

今年は何と言っても、岩隈の復活が大きいですね。
しかも21勝。
投手部門3冠(最優秀防御率最多勝、最優秀投手。最優秀投手は最高勝率の事です)。

恐らく今年の沢村賞も岩隈で決まりでしょう。
ダルビッシュも候補として挙げられますが、五輪があった所為もあり、基準となる登板数25試合、投球回数200回を中継ぎ登板で達成しているため難しいでしょう。
沢村賞は先発完投型の投手に贈られる賞なので。
ただその完投数が倍違うので(ダルビッシュ10、岩隈5)特例もありそうですが、防御率、勝利数、勝率に加え、無四球試合数、与四球数、被本塁打数で岩隈が勝ってるので、ちょっと難しそうではある。
話が逸れました。
このように岩隈が素晴らしい活躍だったんですが、肝心の2番手以降の先発が
田中9勝7敗防御率3.49
朝井9勝11敗防御率4.38
片山2勝7敗防御率3.65
永井6勝7敗防御率4.68
ドミンゴ2勝7敗防御率3.87
一場0勝3敗防御率9.77

と散々。
まー君とどうでもエースと片山はまだ期待が持てますが、永井は前半だけで後半2軍落ちでしたし、
ドミンゴもムエンゴのあだ名で全然勝てずこちらも2軍落ち、
一場はもう言及もしたくない。
そして散々心配されていた中継ぎ投手ですが、
左の有銘がリーグ最多の66試合に登板し防御率2.05、
中日で戦力外通告、その日に婚約発表したという伝説を残した右の川岸が楽天2年目で54試合に登板し防御率1.94の素晴らしい活躍を見せてくれました。
ただ有銘の場合、肝心なところで打たれていた印象が強いな…。
ただ、結局最後まで抑えを作れなかった点、そしてその2人以外がダメダメだったのが…。
そして打撃陣ですが、何と言っても途中加入のセギノールでしょう。
39試合出場で13本塁打。実に3試合に1本HRを打つという脅威の本塁打率。
来年も残留のようですし、嬉しい限り。
ただ、その他が…。
一応後半内村、中村の俊足コンビの活躍が光りましたが、
どいつもこいつもどーでもいいときにヒット打って、
肝心なときに打たないで投手陣見殺し…て言うのが多すぎました。

それは打撃成績にも表れていて、チーム打率はパリーグ1位なんですが、チーム得点はリーグ4位。これだけならHR数もリーグ5位なのでまだわかりますが、防御率もリーグ4位、失点数で見ればリーグ3位。
なんで投打の歯車が噛み合っていれば、もう一つ二つ上の順位にも行けたはずだと思うんですよ。
実際得失点差がマイナスの日ハムが3位ですし。
あとは投打両方に言えることですが、渡辺恒、渡辺直、田中将、山崎武と去年活躍したメンバーが揃って不調。
と言うか楽天の場合試合単位でも、年単位でもムラっ気がある選手が多いんですよね。
ここら辺も克服して頂きたい。
とりあえず今年の補強のテーマは
1.先発、中継ぎ、抑えそれぞれ一枚ずつ
2.左の長距離砲(長距離砲が揃って高齢、セギスイッチヒッターですが、あと全部右なので)
3.上に追加して右左関係なく若い長距離砲候補一人
4.守備上手い人一人(塩川だけじゃあのファンタジスタな内野の手が回らん…)
最低でも抑え投手がほしいなぁ。
あと帳尻王フェルナンデスかランナー居ると打てないリック、どっちか切った方がいい気が…。
山崎も長距離砲取れたらそろそろ引退してコーチやってください…。
うーん。こういうとき来シーズンのオーダーとか載せるべきなんでしょうが、
楽天の打撃陣て皆切るか切らないかの当落線上に居る人ばかりで、どうにも組み辛い…。
一応希望としては
1番左中村
2番遊内村
3番二高須
4番一セギノール
5番三フェルナンデス
6番DHリック
7番中鉄平
8番右中島
9番捕嶋

うーん…中村使うとリックか山崎かフェルナンデスが使えなくなるのがムズイ…。
鉄平はずせば全員つかえるんですが、そうなると5番から9番まで右が続く事になるので…。