バス料金の仕組み

知り合いのBlogで触れていたのでちょっと解説。
公共交通機関のひとつであるバス。
これの利用料金決定は2通りの方法があります。
一つは大都市圏に多い、乗車前に払う料金一定式。
もう一つは地方都市に多い、区間毎に料金が加算されていく料金加算式。
これは物価の違いで分かれているのではなく(それなら物価の高い大都市圏に料金加算式が多いはず)、
単純に利用客数の違いです。
バスは一定区間を往復する乗り物ですが、この区間内、いつもお客さんで溢れ返っているわけではありません。
駅に近づくにつれて増え、また駅から遠ざかる程減っていきます。
つまり1区間を100円程度で走れると仮定すると、
客が10人乗っている区間なら一人10円出せば走れますが、
客が5人乗っている区間だと一人20円出さなければ走れません。

大都市圏の場合、元々利用する乗客が多く、空で走る事がさほど無いので、一人の負担が小さく、一定の料金でも成り立ちますが、
地方都市の場合、空のまま走る区間がある路線が多く、一人の負担が大きいため、料金加算式をとっているのです。
ちなみに地元浜松も前に住んでいた金沢も、料金加算式でした。
特に金沢はある区間に突入すると、料金の上がり方がえげつなかった…。