中日、金銭トレードで奈良原獲得

また出たよセカンド・ショート収集癖。

セカンド・ショート収集癖とは?中日の持病の一つ。
90年代後半から発症。
97年ナゴヤドーム元年に、それまで巨人のような重量打線だった中日が、
ホームで全く勝てず、最下位に沈んでしまったことを受け、
当時の監督星野氏が抜本的な改革、機動力重視の野球に切り替えた時から始まる。
理論としては
二塁手・遊撃手は基本的に器用で、機動力がある(遊撃手はこれに肩も加わる)。
だからもしそのポジションでレギュラーが取れなくても他のポジションでの道もある」

と言うもの。
ただその理論に則って、それ以降毎年の様にドラフトなどで1〜3人ほどの二塁手・遊撃手を入れるようになった。
しかし、芽が出るのはほんの一握りで、
ここ2年の若手大量解雇で入れ替えが激しくなっている。

ちなみにこの犠牲者の一例としてあげるなら、今荒木の代役をやっている森野があげられます。
97年に二塁手兼遊撃手として入団しますが、
97年〜の二塁手・遊撃手のレギュラーは
二塁手・97〜01立浪
遊撃手・97   李
    98   久慈
    99〜00福留
    01   井端
全く出番無し。
02年以降立浪が三塁手に回った事で、二塁手争いに加わりますが、
山田監督の好みもあり荒木がメインで使われ、03年についにブレイク。
二塁手争いから脱落した森野は、毎年空くレフト枠争いに参戦。
しかしこれも英智・大西・井上らが毎年争い、それが激化するにつれて脱落。
その次は1塁手に挑戦しましたが、これもレギュラー獲得に至らないままウッズの加入で意味の無いものになりました。
そして05年の立浪の不振で三塁手のチャンスが回ってきて、挑戦。今に至ります。
ぶっちゃけ投手・捕手以外のポジションすべてに挑戦してます。
まぁ確かに首きれれること無く9年目を迎えてるので恵まれてますが、
大抵の選手はここまでできずに切られてます。
さて、今年は誰が切られるのやら。